おそらくフランスかドイツのアンティーク。 花に囲まれたフレームの中央で イエスキリストが心臓に手をかざしながら 私達に語りかけているような 赤糸手刺繍、レッドニードルワークの ナチュラルなスクエアクロスです。 光輪が差し衣を纏ったイエスの両手。 甲には釘孔があり 私達に何かを伝えています。 トリムはごくほんのりグレージュの 細い糸を鈎針編みしたクロシェィレース。 14段程で小さなピコレースも編み入れて エジング装飾されており コーナーに寄せたギャザーも 繊細で優しい華やぎを増しています。 ５弁の花びらの花、葉脈まで刺繍された葉、 尖端に向かい細くなった茎/枝 一服の絵のような図案。 中厚程度で、滑らかでさらりとした 明るい(オフ)ホワイトカラー。 素材は節のあるリネン、 或はコットンとの混紡かも。 レースは仄かな艶と光沢を持ちます 以下は素人計測の為 誤差をご寛容くださいm(_ _)m 縦横 各98㎝ レース幅3㎝以上 重量140g 過去に色移りをしたのか クロシェレースの裾内に２箇所と 本体の向かって右下の生地の縁に 淡くピンクに染まった箇所を見つけました。 生地に1、2㎜の補修跡を３箇所、 薄く丸い水/油しみ？数カ所 レース内に縢り跡を２箇所見つけました。 古い作品としては良い状態で 個人的にはあまり目立たず アート性を損ねないと思いますが お気になさらないかたに。 2022年8月ホームクリーニング済で清潔です テーブル、チェスト、キャビネに敷いたり イコンと共にタペストリーに。 壁やドアへの空間装飾や 窓辺に掛けるのも素敵です。 教会等の祭壇にも✛ 気に入ってくださったかたに ご活用戴けましたら嬉しいです✧ 聖心(せいしん/みこころ/Sacred Heart)は イエス・キリストの人類に対する 愛の象徴である心臓、 又それに対する崇敬を示す言葉。 特にカトリック教会や聖公会で崇敬が盛ん。 「聖なるイエスの心臓への崇敬に於て 償いと贖い/贖罪の精神こそが 常に第一で最重要の地位を占める」 聖心はしばしば宗教絵画の中に 後光で輝く燃える心臓として描かれ 槍に突かれた傷や、周りを囲む荊の冠 十字架、出血等が共に描かれる。 時にイエスの体の上に有り イエスが心臓を指し示す図柄も。 傷と荊の冠は受難を示し 炎は愛の変容させる力を表象する